地球年代学クラスターのホームページ(仮)

研究テーマ

年代測定に関する研究・開発・教育,およびその地球科学への応用


クラスター形成の目的

 地球科学において,研究対象である地質学的事象が”いつ”起きたものであるのかを知ることが,その事象を理解する上できわめて重要です.放射壊変現象に基づく年代測定は,火成活動や変成作用などの事象に時間軸を入れる主要な手段のひとつとして利用されています.
 地球年代学クラスターでは,クラスター参加教員がそれぞれ実施している年代測定法の研究・開発・教育を行うと共に,複数の異なる年代測定法を組み合わせての地質学的課題,例えば,火山噴火時期の推定(炭素14法・K-Ar法・TL法),深成岩体の冷却史の構築(U-Pb法・Rb-Sr法・K-Ar法),層序年代の特定(微化石層序・放射年代測定),変質鉱物の形成時期の特定(TL法)など,の解決を目指します.
 年代値を適切に扱うためには,年代測定だけでなく,関連領域への理解が不可欠です.試料の適切な取り扱い方法や化学分析法,真空技術,質量分析技術等に関する教育および情報発信も行います.
 クラスター参加教員が実施している各種年代測定法は次のとおりです.
K-Ar法,伴雅雄・岩田尚能・熊谷英憲(海洋研究開発機構);Ar-Ar法,岩田尚能;Rb-Sr・Sm-Nd法,加々島慎一・高橋俊郎(新潟大学);U-Pb法,湯口貴史・加々島慎一・植田勇人(新潟大学);CHIME法,湯口貴史・加藤丈典(名古屋大学);炭素14法,伴雅雄・門叶冬樹;微化石層序・複合年代尺度,本山功;TL法,井村匠


メンバー

伴雅雄・井村匠・岩田尚能(代表)・加々島慎一・本山功・門叶冬樹・湯口貴史・加藤丈典(名古屋大学)・熊谷英憲(海洋研究開発機構)・高橋俊郎(新潟大学)・植田勇人(新潟大学)
[別記なき場合は山形大学学術研究院所属]


関連すると考えられるSDGs目標

4.質の高い教育をみんなに,9.産業と技術革新の基礎をつくろう,11.住み続けられるまちづくりを


2021/05/20(暫定版)