山形大学理学部・アイスコアサイエンスクラスター・極域雪氷学研究室


トピックス

博士前期課程女子学生がヒマラヤ・トランバウ氷河掘削(2019.10)に参加予定です
博士前期課程女子学生が北海道大学・国際南極大学カリキュラム・スイスアルプス氷河実習(2019.9)に参加予定です
博士前期課程女子学生2名が雪氷研究大会(2019・山形)で発表します
博士前期課程女子学生3名が地球深部探査船「ちきゅう」の航海に観測補助員として参加しました
グリーンランドSEDome氷コアによる大気汚染エアロゾルに関する研究成果(共同プレスリリース、pdf)
ドームふじアイスコアコンソーシアム:第3期南極ドームふじ氷床掘削計画が始まります
南極ドームふじ氷コアによる気候変動に関する研究成果(共同プレスリリース、pdf)
新学術領域研究”GRAntarctic”:「南極環境システム学」の構築が進行中です

研究クラスター:アイスコアサイエンス


南極や北極の陸地は太古の昔から不断に降り積もった氷(氷床)で覆われています。氷床をドリルで掘削して得た氷の柱状試料をアイスコアと呼びます。上の写真は南極ドームふじ基地で掘削されたアイスコア(直径約10cm)です。アイスコアは昔の地球の空気や塵を閉じ込めているため、地球の気候・環境のタイムカプセルと言えます。アイスコアを用いて過去の地球の姿を描き出す理学がアイスコアサイエンスです。

極地アイスコアによる気候・環境復元に関する研究

南極、北極、山岳氷河等で採取したアイスコア(氷河・氷床を深く掘って得た柱状の氷試料)を化学分析し、気候・環境変動を解析しています。南極コアからは過去100万年の気候変動、北極コアからは北半球環境変動、山岳氷河コアからは雪氷汚染によるアルベド変動の解明を目指しています。南極観測隊、グリーンランド調査隊、ヒマラヤ調査隊等により得られた試料を用います。国立極地研究所、北海道大学低温科学研究所、名古屋大学環境学研究科と共同で進めている我が国の先進的プロジェクト研究であり、大学院生も研究所の共同研究員として活躍してもらっています(履歴書に記載できるキャリアとなります)。大学院生を南極、グリーンランド、ヒマラヤ等に派遣することもあります。

大気エアロゾルによる環境変動解析に関する研究

エアロゾルや積雪の物理・化学分析を行い、黄砂などの風送塵や放射性物質の輸送を解析しています。雪面に積もったエアロゾル量と雪面アルベド(太陽光反射率)との関係から雪氷汚染と雪氷融解との関連性(アイスアルベドフィードバック)なども調べています。学生に大気海洋観測補助員として海洋地球観測船「みらい」や地球深部探査船「ちきゅう」の研究航海に参加してもらうこともあります。

キーワード

気候変動、物質循環、北極、南極、ヒマラヤ、アイスコア、エアロゾル、アルベド、金属分析、同位体分析、雪氷化学、大気化学、地球化学

メンバー

鈴木利孝(山形大学学術研究院・教授、クラスター代表)、門叶冬樹(山形大学学術研究院・教授、山形大学高感度加速器質量分析センター・センター長)、飯塚芳徳(北海道大学低温科学研究所・准教授)、的場澄人(北海道大学低温科学研究所・助教)、藤田耕史(名古屋大学環境学研究科・教授)、植村立(名古屋大学環境学研究科・准教授)、川村賢二(国立極地研究所・准教授)

担当コース・専攻:理学部地球科学コース、博士前期課程理学専攻、博士後期課程地球共生圏科学専攻

担当科目

地球科学I(大気・海洋・気候変動)、地球科学II(大気・水圏科学)、共通地球科学実験(大気・雪氷)、物質循環科学I、物質循環科学IV、物質循環科学演習、地球科学文献購読、卒業研究、物質循環科学特論、大気雪氷科学特論、理学特別研究、理学特別演習、特別演習、特別計画研究、特別実験、研究計画、論文計画

卒業研究について

当研究室で卒業研究を行うには鈴木利孝が担当する上記の授業を高い達成度で修得している必要があります。当研究室の学術分野は既存の理数学各分野を駆使して地球を探る「地球科学」です。卒業研究の内容はデータ解析や文献調査が基本となります。

大学院について

大学院では極地雪氷試料の処理、金属成分分析等の実験を通して研究を進めます。運と実力があれば極地フィールドに行ける可能性もあります。本学大学院理工学研究科への進学のほか、北海道大学大学院環境科学院地球圏科学専攻、名古屋大学大学院環境学研究科地球環境学専攻、総合研究大学院大学複合科学研究科極域科学専攻への進学にも適しており進学実績もあります。本学大学院に籍を置き特別研究派遣学生として他大学院・研究所等で研究を進めることもあります。

リンク

鈴木利孝研究室レジュメ(pdf)
山形大学理学部研究者情報
researchmap・・・鈴木利孝の研究者情報
ResearchGate・・・Scientific Profile of Toshitaka Suzuki
山形大学高感度加速器質量分析センター
北海道大学低温科学研究所
名古屋大学大学院環境学研究科・雪氷圏研究グループ
国立極地研究所
ドームふじアイスコアコンソーシアム
GRAntarctic:文部科学省 科学研究費助成事業 新学術領域研究『熱-水-物質の巨大リザーバ 全球環境変動を駆動する南大洋・南極氷床』