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Magmatology and Volcanology Cluster, Yamagata University

マグマ学・火山学クラスター

活動ACTIVITY

蔵王山の調査

活動報告写真

 蔵王山は東北の中で活動記録が最多の活火山です。写真は、山頂火口である御釜からの噴火噴出物の調査の様子です。御釜の最新の噴火は1895年で、その時の噴出物を詳しく調査して噴火の実態を明らかにしようとしています。得られる情報は今後の噴火を予測する上でとても重要なものになります。


吾妻山の調査

活動報告写真

 吾妻山も非常に活動的な活火山です。浄土平周辺では常に活発な噴気活動が見られ、今後の噴火が危ぶまれる活火山です。当クラスターでは吾妻山の過去約700年間の噴火履歴の精密化を進めています。知見も得られてきました。写真は、新しい噴火で浄土平周辺に飛び散った噴石を調査している様子です。


御嶽山の調査

活動報告写真

 御嶽山は長野県と岐阜県の県境に跨る火山で、2014年に噴火をしました。この際に、多くの方々が大きな噴石と呼ばれる火山岩塊に当たって亡くなられました。2014年噴火の火山岩塊の飛翔に関する物理については、未だに不明な点が多く、これまでもシミュレーションなどを行って研究してきましたが、野外調査のデータが不足しているため、調査を行いました。写真の背景は御嶽山の頂上近くにある二ノ池と二ノ池山荘です。


安達太良山の調査

活動報告写真

 福島県北西部に位置する安達太良山は今もなお活動を続けている活火山です。山頂西部に西方に大きく開口した沼ノ平火口(写真は真西から撮影)をもつことが特徴的で、本火口は最近1万年間における活動中心となっています。沼ノ平周辺では写真(西側から撮影)のように、黄色自然硫黄の析出ならびに硫化水素ガスの噴出を伴う噴気孔(硫気孔)が多数点在しており、大変危険です。本火山で今後起こりうる噴火様式およびそれに付随する災害リスクの評価のため、安達太良火山においても研究を進めています。


セミナー・講演会

活動報告写真

理学部講演会(2023年8月28日(月))

谷内元氏(産業技術総合研究所 地質調査総合センター)に「スラブ由来流体の化学的挙動から島弧マグマ成因を考える」というタイトルで講演をしていただきました。



山形大学 マグマ学・火山学クラスター

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